ランナー・ベーカリーの人生録

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メタボの運動音痴がランナーになるまで⑧

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皆さんも走る時は水分・ミネラル・エネルギーを補給しながら走ると思います、当然自分も今では当たり前のようにやっていますが、走り始めた当初はその補給を怠ったために危うく救急車のお世話になりかけたこともありました。

結構無茶苦茶やってきましたよ…

今回はそんな失敗談をお話ししたいと思います。

 走り始めた頃

最初はですね、そもそも10kmぐらいしか走れないので別に水分補給とかミネラル補給とかな~んも考えないでもどうにかなっていたんです。

走る前と後に適当にゴクゴク飲んでりゃ、真夏でも脱水症状とか無縁でした。せいぜい暑すぎて夏バテするぐらい。

それでも何となく「水分補給しなくちゃいけないらしい」と意識低いなりに思っていたので、取り合えずスポーツ量販店で適当なボトルを購入して、我が家伝統のルイボスティーを入れて手にもって走っていました。

子供の頃から常用茶がルイボスティーだったのです……どうでもいいか

だんだん距離が伸びるにつれ

距離を走れるようになるにつれ、だんだんと遠くまで走りに行きたくなり、それまでは町内をグルグル回っていたのを、町外まで走りに行くことが増えてきました。冒険するのがたまらなく好きとです!九州男児とです!

そうすると当然距離が伸びて長時間走る事になり、それに伴い手に持つボトルだけでは水も到底足りなくなり、途中で補充する必要が出てきます。邪魔ですしね

それからは主にルート上にある自動販売機で購入するようになるのですが、それと共に小銭どうやって携帯するのか問題と戦うことになるのです。

最初は必要な分の小銭だけポケットに入れて走っていたのですが、小銭が2枚以上あるとチャリチャリ音が鳴って気が散る事この上なし!

ランニング用意にポーチを買って暫くはそれで満足していたのですが、もう少しどうにかならないもんかと悩んだ末、現在は手帳型のスマホ電子マネー登録済み)ケースに札を1枚入れるスタイルで落ち着いています。今のところ最強スタイルです

ちょっと話がそれたかも…次から本題です

そしてある夏の日

初めてのフルマラソンに向けて40km走をしていたある夏の日、その日は財布に入っていた小銭を適当にポケットに突っ込み走り出していました。

夏のロングランはこの時が人生で初めてで、水分がどれぐらい必要かなんて全く解っていない状態です。500mlのボトル三本分のお金しか持っていなかったのはよく覚えています

最初は20km地点でスポーツドリンクを一本、23km地点で一本、25km地点で一本と、どんどん間隔が短くなり、残り15km残して水分補給の手段が無くなります。

天気は快晴カンカン照り

市販のスポーツドリンクは糖度が高いので余計に喉が渇くことになるし、がぶ飲みすると水分が身体に吸収され辛い。今なら危険な飲み方と言うのも解りますが、この時はなにせ無知!我ながら悲しい程に……

喉の渇きは収まるどころか増すばかり、身体も重くなりだんだんと歩きに変わっていきます。

初めてのロングランという事もあり疲労困憊、文明の利器で逃げたい所だったのですが、田舎道でバスが通らない。

そしてそもそもお金が無い

道端に座り込んで暫く自らの愚かさを呪っていましたが、座っていてもどうにもならないので、仕方なくフラフラと歩きだします。

体力的に時間をかけての歩きなら何とか家まで到着できそうな感じなのですが、ここで腹部の下辺りの普段痛くならないような部分になんだかズンと重い痛みを感じ始めます。

直感的に「時間をかけ過ぎるとなんだかヤバイ感じがする……」

「とにかく急いで家に帰って水分補給を」と必死に歩くのですが、そこで不意に尿意に襲われトイレに駆け込みます。

用を足していると衝撃「尿が……赤い…血尿?」と一瞬パニックになりかけますが、いやいや流石にそれはないだろうといったん落ち着き、疲労を忘れるほどドキドキハラハラしながらもなんとか帰宅。

水分補給を済ませ落ち着いてから調べた結果、典型的な脱水症状の初期症状でした。水分が不足すると腎臓にダメージが蓄積してろ過機能が低下、結果黄色のもっと濃い色として赤茶色の尿が出るとのこと。

取り合えず大事はなさそうで一安心とその時はなりましたが、危なかったことに変わりなく、夏場のロングランの時には絶対に水分は切らさないようにしようと固く誓うことになる出来事でした。

 

翌年の夏

翌年の夏、猛暑が続く中懲りずにロング走に励んでいたある日のこと。

この年は去年の経験を生かして水分補給に神経を尖らせていたおかげで、喉の渇きを覚えることすらなく走れていました。喉が渇く前にしっかり水分補給!

徹底している自信があったので、その日も「どれだけ汗を流して走っても大丈夫」と構わず走りまくっていました。

そうしてかいた汗も干上がり全身塩まみれの状態で帰宅、冷たいルイボスティーを1㍑一気飲み。ルイボスティーに特に意味はないです

シャワーを浴びた後扇風機で涼んでいると、「なんか頭が痛い」ジンジンと頭痛がするのです。

「疲れてるのかな?」と気にせずストレッチをしていると、ジンジンズキズキに変わってきて、終いには吐き気とめまいで起き上がれない程に。

「脱水症状?」そう考え、気合で起き上がりなんとか水を飲むが一向に収まる気配はない。

意識もなんだか朦朧としてきた、まとまらない思考の中で「もしかして?」思いつき台所に行こうとするが痛みと吐き気で立ち上がることが出来ない

家族に助けを求めようと思うが声を出すのも辛い、しかし命の危機すら感じてきたのでそんなことも言ってられない……力を振り絞って声を出す。

「塩……持ってきて」

異変に気付いた母が塩を容器ごと持ってきてくれ、匙で塩を掌に移して少しづつ舐めていきます。

そうすると嘘のようにスッと痛みも吐き気もめまいも引いていったのです。

人間の身体って単純

多量の発汗と、水分を摂り過ぎ塩分濃度が急激に低くなったのが原因でした。

水分補給だけしていてもダメなのだと思い知り、ミネラル分にも今後は注意しようとそれ以降、ロングラン時には塩飴等を携帯するようにしています。

 

さらにその翌年ウルトラトレイルにて

その夏、広島県安芸太田市で行われる恐羅漢トレイルラン(64km)に参加していました。

osorakan-trail.com

初めてのウルトラトレイル、当然10時間を超えるようなレースも生まれて初めてです。

日差しの強い真夏日「もう今までの経験から水分補給と塩分補給は問題ない」と、前半・中盤と調子よく飛ばしていきます。

定期的に水と塩飴を摂りながら、広島の山道を堪能していました。

そして問題は中盤のエイドを出発して急斜面を登っていた時に起きました。

急に体が重くなり足が上がらなくなっていったのです。

「なぜ?」水分は十分摂ってむしろお腹は膨れるぐらい、塩飴も定期的に舐めていたので単純に体力の限界が来たのかと思い、無理やり気持ちで登ろうとするもすぐに疲れてしまいます。

暫く休んでみても一向に回復しないし単純に辛すぎる!

藁にもすがる思いで、たまたまバックパックに1つだけ入れていた高濃度・高カロリーのエナジージェルを水で流し飲んでみました。

今まで市販のジェルを携帯したことは無く、この時は参加賞で貰っていたジェルをたまたま携帯していたのです。

すると不思議と体がフッと軽くなって、止まっていた足も一気に動き出しました。

「あぁ…これがハンガーノックってやつだったのか」

ハンガーノックとは体内の糖質がエネルギーとして消費され過ぎて、一時的に低血糖状態になってしまい起こる要はエネルギー切れの状態。

名前は聞いたことがあったのですが、実感するほどの状態になったのは初めてでした。

結局この後完全には回復できず完走することは出来ませんでした…

そして、この事があってからはロング走の時はエネルギージェルを携帯するようになりました。

塩飴やスポーツドリンク等では激しいレースで消費するエネルギーを補うには到底及ばず、携帯性・保存性を考えてもエネルギージェルはとても優れていると気付いたからです。ドロドロで美味しくないのは目を瞑りましょう

とにかくエネルギー補給の重要性を痛感しました、この時エイドステーション等でフルーツやチョコ・おにぎりなどを食べていたのでお腹の中には確かにエネルギーはまだあったはずなのです。

しかし、それらは消化されて燃焼されることで初めてエネルギーとして利用することが出来る。直ぐにはエネルギーとして使えない

 対してエネルギージェルはブドウ糖や果糖等の単糖類が主な糖類として含まれているので、消化器官に入って直ぐにエネルギーとして活躍してくれる。

これは知識としては知っていましたが、実際に体感する事で上手く腑に落ちる結果となったのでした。

解ってるだけではダメなんですよね……痛感しました

まとめ

自分は度々痛い目に合うことでちょっとづつ装備を買い足したり、勉強して知識をつけたりして経験を積んできました。

今では感覚で自分の限界もそれなりに解るようになりましたが、それでも特に夏場走る時は毎回最新の注意を払っています。

自信を持って走れる距離であったとしても、油断して悪条件が複数重なれば命の危険があることを身をもって知っているからです。

そして知識も経験も積んで随分気を付けて走ることが出来るようになりましたが、それでも今後も補給関連は考え続けて更新し続けていく事でしょう。

実力が変わり、練習方法が変わり、季節が変わり、体形が変わり、体調が変わり。

たとえ一度でも同じ状態で走るという事はあり得ない訳ですから、常に試行錯誤し続けていかなくてはいかないのです。

 

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