24日の午後3時に出勤して25日の朝2時に寮に帰宅。
夕飯はハンバーグ定食だった。
デミグラスソースが「キノコのコリコリ感」がしっかり残っていて好印象、付け合わせのジャガイモが「冷凍イモ独特のしんなり感」がしてちょっと残念だった。
この日は職場で「ランナーバレ」した。
話の流れで「月に300km程走ってます」といった事を指導してくれている方に告げると、「どうりで足腰強いと思った」と感心していたようだ。
隣で聞いていた上司は「300Ⅿ?」とか言って、若干混乱している様子だったが、まぁせいぜい珍獣ぐらいに思われる程度だろう。
寮に帰宅すると何となく怠い。入社してから一週間の勤務が終わり、身体は元気まだまだ元気だったが気疲れしたようで「走る気分」では無かった。
サッと風呂に入って食事をとりにあてもなく外に出る。部屋着にダウンの軽装で比較的暖かめの冬の夜を歩いて、近所の24時間営業のスーパーに向かう。
店内をうろつきながら「ガッツリした物が食べたい」と物色、こういう場合は大抵何故かパンに落ち着く。
自分にとって「無難な食べ物がパン」なのだろう、さすがはパン職人だと自分で感心する。
その他日用品も少しカゴに入れてレジに向かう。支払いをしようとカードを取り出そうとした時に気が付いた「現金持ってない」。
「すみません、カード使えますか?」
店員さん
「申し訳ありません今の時間帯は……」
キャッシュレス時代の弊害が……
まぁしょうがない、物事諦めが肝心だ。店員さんに商品を戻すのをお願いして、店を出る。
「はらへったなぁ、何でもいいから食べたい」
「何でもいいから」と周りを見渡すと同じ敷地内の中華料理屋にまさかの「営業中」の文字。
近寄ってみてみると「営業時間am1:00~5:00」と書いてある。
「どんな営業時間!」驚きながらもとにかく助かったと迷わず入店。
店に入ると片言の店員さんが席に案内してくれる。
「こんな本格的な店初めてきた」
隣の席のお兄さん達が楽しそうにそんな話をしているので、どれどれと「メニュー」を開いてみると、これは確かになかなか。
写真の料理はかなり食欲をそそる物、品揃えも中々の数。
しかし、ここで1つ肝心なことを思い出して案内してくれた店員さんに尋ねる。
「すいません、この店カード使えますか?」
店員さんが片言で申し訳なさそうに答えてくれる…以下略
「また来ます、ありがとうございました」
店を出て迷わずファミリーマートに突撃した。
寮生で行列が出来ているレジに並びながら、「氷結」と「弁当」を何とか手に入れて午前4時その日は飲んで寝た。「すきっ腹」に酒が染みた。
午前9時、目が覚める。
今日は周辺の地理や交通機関を調べて頭に入れるつもりだ、地図を広げて市役所や警察署・駅・病院等の場所を確認してマーカーを入れていく。
何故「紙の地図」を使っているかと言うと、「地図アプリ」ではルートを一瞬で検索してくれるので非常に便利な代わりに、「地理が頭に入ってこない」からだ。
大きな地図で自分でルートを確認しながら目的地を探すことで、自然と周辺の地形や建物も頭に入って「自分の足で歩く時の指標」になってくれる。
そんな事をしているともうすぐ午後12時だ。
どうせならいつもの寮の食堂以外で食事をしてみようと、早速地図で見つけた商業施設に行ってみる事にした。
細かい説明はこちらから↓
お昼は「野菜天丼とざるそばのセット」を食べた、「名古屋名物」も色々揃っていたが基本的に味が濃い物ばかりなので今回はスルーした。
寮に戻るとお腹が膨れて若干眠い、この後走るつもりなのでその前に軽く「お昼寝タイム」、1時間程眠りこけていた。
お昼寝で頭もスッキリ冴えて体調万全、早速ランウェアに着替えて走り出す。
「地図の記憶」を頼りに河川敷を走っていたが、途中で市街地に迷い込み場所が分からなくなる。
結局携帯のナビのお世話になるのかと思っていると、遠くに「光る輪」が見えた。
お昼に行った施設にあった「観覧車」が夜になってライトアップされているらしかった。
「平地」だとあんなに頼りになる道導もない、まるで「灯台」だ。
観覧車を頼りに帰宅すると時刻は午後6時過ぎ、寮の食堂は午後8時までなので若干急いで風呂で汗を流し夕食に向かった。
夕食は「食べるコーンスープ」と「ジャーマンポテトサラダ」、デザートに「生どら焼き」だ。
「コーンスープ」は大きめにカットされた野菜が沢山はいっていてなかなか食べ応えがあった、「ジャーマンポテト」もまずまずの味付けで好みだ。
最後に食べた「生どら焼き」は、生クリームどら焼きと言い換えた方がいいだろう。どら焼きの生地は普通だったので想像とちょっと違ったが美味しかったので問題なし。
そうして部屋に戻って、今この日記を書いているところだ。
「夕食が上品過ぎた」のか少し腹が減ってきている、恐らくこの後「夜食」を買いに走るだろう。
「見知らぬ土地」での生活は知らない事ばかりで不便も多い、しかしそれを補って余る程に発見や体験の方が上回っている。
個人経営のパン屋の雇われパン職人で主任の役職を貰い、そこそこ生活には困らない程度の給料を頂いて、勝手知る土地で何不自由なく暮らしていた2カ月前とは全てが変わってしまった。
だがこの不便と発見と経験こそが正に自分が安定した居場所を捨てた理由そのもの、変化が無い人生など死んでいるのと同じだろう。
自分はこれからも変化し続けていく、来週には三重県のトレイルラング大会にボランティア参加をする予定なので、今から旅の予定を煮詰めておかなくてはいけない。
これも分らないことばかりでワクワクする、今は毎日が不安定で楽しい日々だ。
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